川崎、または鹿島田駅から徒歩25分
非常にアクセスしにくい秘境的商店街を紹介しよう。
この近辺に商店が少なかった事から、1953年に小向マーケットが誕生したと言われている。
よくぞこの令和の時代に現存しているなと讃えたい。
木造の商店街という点もポイントである。
建物外観風景
静かな住宅地帯にレトロすぎる建物がいきなり点在しているので、ついつい足をとめてしまう。
外観部分のシャッターは下半分がなくなってしまっている
入り口横のシャッターも危うい‥
中を除いてみると
菜の花らしき植物が
小向マーケットを取り巻くパーツパーツがいちいちレトロである
入り口の看板、レトロすぎる‥
市場兼住宅
未舗装の細い路地があり、それぞれの店舗が一般家屋として機能している
いわゆる市場兼住宅である
屋根部分に謎の突起が、なこれは一旦なんだろう‥
建物内風景
蛍光灯は設置面が剥がれてしまっており、パカパカしてしまっている
こんな備品見たことない‥
半透明トタン葺きの屋根により、雨風をしのげる場所となっている
ちなみに、現時点で惣菜屋、豆腐屋、お茶屋が営業中
出口壁面裏に時が止まっている時計が、渋すぎる!
カラーコーン警告看板
自転車で素通りしている人もたまにいるようだ
レトロ看板
ここは、なんと言っても木製の商店看板が最大の魅力だろう
どこか学校の旧校舎に来たような感覚になる、セピアな世界
巨大ショッピングセンターや、スーパーマーケットが乱立し、便利な世の中になった
時代の流れに取り残されたスポットはますます風化してゆく
ただ、便利なだけが人々を支えている訳ではないと思う
言葉に表せない感情に浸れる場所も誰かの心の支えになっていると思う
ここもそんな感情を与えてくれる場所なので、是非一度訪れていただきたい。