奈良県の真ん中あたりに位置する大淀町、人口2万人ほどの町である
下渕マーケットは、2階建ての長屋で、登記上“27件”並んだ、L字形の建物だ。
戦後の闇市発祥、高度経済成長期の1960年代に、店舗兼住宅の長屋型の商店街が完成らしく、
行政としても解体したくてもなかなかできない事情があるとの事。
郊外にスーパーなどの大型店舗ができてからは利用者が減り、地域の人たちによると40年ほど前にほぼ全ての店舗が閉店している。
建物外観
アーケード内風景
入り口側通路風景
ピックアップパーツ
奥側通路風景
出口側通路風景
ピックアップパーツ
「下渕マーケット」の登記情報
27に分けられた土地それぞれの所有者が、生きているのか、亡くなっているのか、さらに相続したのか、放棄したのかなどを大淀町が調べ上げて、連絡を取っていかないといけないのです。大淀町の担当者は「町としては経験のないことで、先が見えないのが実状との事。
住民によると、お魚やさんも、乾物やさんもいっぱいあって、運動会といえばあそこにみんな買いに行ったくらいとの事。
記事を書きながら、こんな場所がまだ日本に残っていると思うとワクワクしてくる今日この頃でした。